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LINE APIを使用した問い合わせフォームのコンバージョン改善。メールの未到達による機会損失を防ぐ方法。

今回は、既存のメールによる問い合わせからLINE等SNSを用いた、問い合わせ方法への移行のメリットについてお話します。
問い合わせのコンバージョン改善をしたい、LINE公式アカウントを運用してみたいという方は是非参考にしてください。
 
 
  1. LINE公式アカウントとは
  2. メールとの違い
  3. APIとは
  4. APIで拡張性のあるシステムへ
  5. まとめ
 

1.LINE公式アカウントとは

コミュニケーションツールである「LINE」は8,600万人以上のアクティブユーザー数(※1)を持ち、日本国民の8割以上が利用しています。 個人間のメッセージを送るのに主に使われていますが、現在「LINE公式アカウント(旧LINE@)」というサービスもLINEが提供しており、個人のみでなく企業がLINEを持ち、消費者に情報を提供する枠組みが可能になっています。 LINE公式アカウントは開設に制限が少なく、気軽に導入することが可能であることと、LINEの強みである利用ユーザー数の多さで消費者にもwebシステムの会員システムと違い気軽に参加が出来ます。 さらに月に1,000通までは無料のプランで配信が可能なので、運営内容によっては無料でサービスを使えるというコスト面でも非常に優秀です。
 
 
 
 
 

2.メールとの違い

上でも説明したようにLINEとの一番の違いはユーザー数の多さと開封率の高さです。これまではメールマガジンが主なBtoCコミュニケーションでしたがこの公式アカウントの登場でLINEへ移行する企業が増えてきています。 またメールアドレスの場合、意図せずに迷惑メールに入っていた等の未到達になることもありますが、LINEは電話番号で登録する為携帯電話でそのまま通知を受ける方が多く開封率と即効性が高いというメリットがあります。 メールと違いユーザーが設定しなくてもロック画面や新着情報が表示されるプッシュ通知でお知らせが来ますので、メッセージ配信後にすぐ見てもらえる可能性が高いです。 配信内容によっては期間限定の内容もある為、見逃し率が低いLINEでの通知が非常に有用的です。

 

 

3.APIとは

APIとはアプリケーションプログラミングインターフェースの略称で、開発者が定めたルールに従って提供者の公開する情報を取得する為の手段です。 これを用いてサービスが外部とデータのやり取りが可能になり、大手サービス「Twitter」や「Facebook」などもAPIを公開しています。 LINEもAPIを公開しており、LINEのメッセージ等の機能を外部のサーバーから行うことが可能になります。 APIの登録をしたwebサイトにLINE公式アカウントからリンクして、ユーザーが訪れた際にそのユーザーの情報を取得することが出来ます。 ユーザーの情報とはユーザー名、プロフィール、LINE ID等のアクセスしたユーザー情報であり、こちらのLINE IDに対してメッセージを送る等が可能になります。 株式会社LINEはその他にも「LINE PAY」「ビーコン」等LINEは様々なAPIを提供しています。  

 

 

4.APIで拡張性のあるシステムへ

通常の公式アカウントのみでも個別のメッセージ対応が可能ですが、LINE上のみの情報しか公式LINE上では把握することが出来ません。 LINE公式アカウントでユーザーを識別するのはLINEの情報のみなので、もっと個別の情報が欲しいというときに活用できるのがAPIです。 公式アカウントからAPIの登録をしたフォームにユーザー情報を入れてもらうことで、APIから取得したLINE IDと入力情報を紐づけデータベースに格納することも可能です。 データベースを参照してお名前や年齢等入力された情報からシステム上で区分けして、年齢層に合わせたメッセージ配信なども出来るようになります。 APIを用いたシステムを構築することで、柔軟な要件に対応するLINEアカウント運用ができます。

 

 

5.まとめ

いかがでしょうか。LINE公式アカウントを使うことのメリットとAPIと連携してのシステム構築をすることで業界に合わせた、より良い問い合わせ対応が可能になることが分かっていただけましたでしょうか。 メールと比較して人と直接やり取りをしていると感じやすいというメリットもある為、安心感が生まれて利用しやすいというのもありますし、何よりも導入が簡単ですので是非ご参考になりましたら幸いです。

 

 

※1 LINEの国内月間アクティブユーザー8,600万人÷日本の総人口1億2631万人(平成31年2月1日現在(確定値) 総務省統計局)

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